胃および食道の悪性腫瘍、耳鼻咽喉科領域では下咽頭悪性腫瘍の早期発見にNBIの有用性が高く評価されています。
今回、耳鼻咽喉科日常診療へのNBIの応用を試みました。このような冊子を作ることができたことに対して、関係者各位のご協力に深く感謝いたします。
急性中耳炎は、小児症例が多く、患者様とコミュニケーションをとることが大事と考えます。
同じ高さの目線で接し、うまくコミュニケーションがとれれば、3.2mmの内視鏡での鼓膜写真を撮ることが充分に可能です。
また、鼻内の観察には、5000倍ボスミンスプレー後の所見が大切であると考えます。約3～5秒間、鼻内にスプレーしていただくだけで充分です。
東京女子医科大学附属八千代医療センター 耳鼻咽喉科 高野信也
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