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Case: 左上葉肺癌

石井 聡 先生

帝京大学医学部内科学講座

呼吸器・アレルギー学

症例情報


使用スコープ:BF-P290
部位:左3cⅰβ
患者情報:自覚症状なし。検診にて胸部異常陰影を指摘され当科受診となる。

CT所見

左B3cⅰに27mmの結節を認める。

1.BAI-MAC Off 

BAI-MAC offの状態では左B3cⅰのα(下;左側)とβ(下;右側)の境界が分かりにくい

2. BAI-MAC On

BAI-MAC onにすることにより左B3cⅰのα(下;左側)とβ(下;右側)の境界が分かりやすくなった。

3. シース挿入

左B3cⅰβにシースを挿入した。

4. 透視画像

透視画像でもエコーが腫瘍の部位に到達できているのが確認できる。

5. エコー所見

エコー所見でもwithinを確認した。

症例動画

病理診断

Non-small cell carcinoma  大型類円形異型核を有する異型細胞の小集塊状を認める。

全体コメント

BAI-MACは近点の明るさを維持したまま遠点の明るさをアップさせることができる。BAI-MAC onにすることにより左B3cⅰのαとβの境界が分かりやすくなり、βにシースを挿入しwithinを確認した。組織型の同定までは至らなかったがNon-small cell carcinomaを確認し診断に至り、その後手術を施行した。

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