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超音波プローブの取扱い

プローブを観測装置に接続し、超音波振動子を作動させた時に、EBUS像が全く得られない場合がある〈図22〉

この場合、プローブが折れるなどして故障しているケースもあるが、プローブに気泡が入っていることが原因のこともある。気泡の除去方法を以下に示す。

■ 正常作動しているプローブ画像
<Fig. 22>

■ 故障したプローブ画像

1) 超音波プローブの気泡の除去方法

プローブ挿入部の透明シース部分を確認し、振動子周辺部分に気泡がある場合〈図23〉は気泡の除去を実施すると、EBUS画質が改善するケースがある。

〈図23〉気泡の点検

気泡の除去方法

プローブ先端から約5cmのところを持ち、先端を下に向けてプローブの透明部分から気泡が見えなくなるまで勢いよく振る〈図24〉。再度超音波プローブを接続し、EBUS画像が円状に戻るのを確認する。

〈図24〉気泡の除去方法

2) 保管方法

保管方法は〈図25〉のように、プローブ先端を下側に向けて保管する。こうすることで、振動子周辺部に気泡が入るのを防止することができる。

<図25>保管方法

プローブホルダーのセット方法
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